僕は「ソマリ」という種類の猫です。アビシニアンの毛足の長い猫。自分で言うのも何ですが可愛いんです!
僕はブリーダーさんの家で生まれ、兄弟は色んな所に引き取られていきました。
僕がいつものようにブリーダーさんから、当時お気に入りだった「ホワイトミートこしひかり」の缶詰をもらって台所の隅で食べていた時、今のおとーちゃん(EGGサン)とおかーちゃん(みーすけ)がやってきて、ブリーダーさんと話をしながら僕を見ていました。
なんだろうな。と思いながらも僕はいつもと変わらず、お気に入りの椅子の上に座ってウトウトしてました。
ブリーダーさんは、とてものんびりした人だったので、僕は本当に何気兼ねなく好きな時に寝てたり好きな時に食べたりて暮らしていました。
当時20匹を軽く超える猫達の中で、僕は一番年下だったので、好き放題に生きてました。
ここで生まれた僕の兄弟達は、遠くは北海道、沖縄まで引き取られていきました。
でも、僕も兄弟達のように、この家から違う家に行くなんて事は考えもしなかったです。
僕を気に入ったのは、みーすけでした。
恐る恐る撫でたり「おいで~」と呼んだり、僕の事を仕切りに「可愛い」と言ってました。僕は男だ、可愛いじゃなくて「カッコイイ」だぞ!
EGGさんは、ビクビクと僕に触っていました。
僕の事を冷ややかな目で見ていた感じがします。
今でも、「ホントに愛想のない猫」と思っているようですから、最初から見抜かれていたのかもしれません。
ブリーダーさんと、みーすけの間で僕を引き取る商談がされていたようでした。
あまりみーすけが「可愛い」を連発するので、気の良いブリーダーさんは、「ただでも良いですよ」と言い出す始末!?(^^;)
おいおい、そりゃないだろう!
結局安売りされた僕は、EGGさん宅の猫として引き取られる事が決定しました。
ブリーダーさんとの別れも、生みのお母さんとの別れも、いきなりやってきました。
何がなんだかわからないまま、僕は宅配用ミネラルウォーターの小さな四角いダンボールに押し込まれ、車に乗せられてしまったのです。
当時、EGGさんとみーすけはオープンカーに乗っていて、小さな僕は小さなスポーツカーで運ばれました。
一生懸命もがいて、僕の鼻はダンボールで傷がついて血が出ちゃいました。
そして、やっと開放され、明るい光を浴びたのが僕が今日まで育ったEGGさんのおうちです。
ここで起こった色んな出来事。僕は全部知っています。
EGGさんに内緒の事だって、僕は知ってます。
このおうちは、僕が一番長い時間過ごしているのですから。
また少しずつ色んな話をしていきたいと思います。
気まぐれなみーすけ次第なので、日記になるかどうかわかりませんが・・・・。
ちなみに僕はお手も出来ます。
恐怖の芸特訓の話もまた後日・・・!乞うご期待!
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